
私は大学を19年に卒業し、新卒としてある企業に就職をした。
しかし、入社後すぐにこう思うようになった。
「もう辞めたい・・・」
そして私は、新卒で就職した会社を1ヶ月ほどで退職した。
なぜ1ヶ月で退職することにしたのか。
その後、どのように転職活動をしたのか。
転職後の職場は前職と比べてどうか。
・・・など。
怒涛のように過ぎ去った、はじめての退職と転職から学んだことなどをまとめてみる。
退職の理由
前職を1ヶ月で退職することになった理由は・・・
・楽しいことや面白いと感じることが1つもなかった。
・やりがいも全く感じなかった。
・休みが取れない。連休は絶対無理。
・社長が絶対的立場で古臭い会社。社長のやり方が好きになれなかった。
・完全なるブラック企業
このまま続けていても自分にプラスになることがない、自分がダメになると感じて退職を決意した。
最初は葛藤もあった。
「こんなにすぐに辞めるなんて自分は根性がないのではないか・・・」
「だからといって、この先この会社で何が得られるのか。私はこの会社のために何ができるのか・・・」
いくら考えてもなにが正解かはわからなかった。
でも、やっぱり、ここは私の居場所じゃないという気持ちが強くて、その気持に従うことにした。
退職を決めた時
退職を決めた時、不安はたくさんあった。
次の仕事はすぐに見つかるのか、良い会社に出会えるか、次は長く働けるところに就職できるか、とにかくいろいろ不安だった。
せっかく入社した会社を辞めるのはもったいないかもとか、両親にも申し訳ないなとか罪悪感もあって凄く悩んだ。
でも両親は怒らなかったし、自分を受け止めて支えてくれた。
本当にありがたかった。
だから次こそは絶対長く働ける会社に入ると決めた。
でも資格はないし、職歴はないし、こんな自分を雇ってくれる会社があるのかと・・・悩むこともあった。
とはいえ、自分の中で前職に残るという選択肢はなかった。
最終的には、開き直って”人生なんとかなる”っていう、前向きな気持ちで退職することができた。
転職活動について
ハローワークを利用
退職してすぐに、とりあえずハローワークへ行った。
人生で初めてのハローワークで、利用の仕方は分からないし、説明されてもよく分からないことが、あって最初は大変だった。
それに、とにかく人が多い。
無職の人ってこんなに多いんだと驚きだった。
私は第2新卒に当たるので学生向けのコーナーで仕事を探した。
普通のコーナーは様々な年代の人がいたが、学生コーナーは若い人が多いのでそれでちょっと安心できた。
学生コーナーはそこまで混んでいることもなく、相談もしやすかった。
求人を検索し担当の方に相談すると、その企業の雰囲気、噂、人の入れ替わりの激しさなどの情報を教えてくれる。
事前予約をすると履歴書や職務経歴書の添削、模擬面接もしてくれる。
職歴がほぼないため、職員さんのアドバイスもあり、自己紹介書も作った。
客観的にプロの人にアドバイスもらうととても為になる。
言葉の使い方、文章の組み立て方、表現の仕方、自分一人では気付かなかったところもたくさんあったと思う。
面接で必ず聞かれること「前職の退職理由」
転職活動中の面接では、前職の退職理由は必ず聞かれる。
素直にそのまま伝えるのは、はっきりいって印象が悪い。
前の会社の悪口になってしまうし、下手したら自分も忍耐力のない人間なのかと思われてしまうだろう。
前職を短期間で辞めた場合、どのように話したら良いのか迷ったが、ハローワークの職員さんに、状況を正直に話して、面接での答え方をうまくまとめてもらった。
そこで気付いたことだが、結局は、本当のことを話すのが良いということだ。
・前職で感じたことはそのまま素直に話すのが良いが、ストレートに言うと悪口になってしまうから気を付けなければならない。
・少々マイルドにやんわりとしたニュアンスにしたほうが良い
・ダラダラ辞めた経緯を話し、言い訳のようにならないこと
ハローワークや転職エージェントの担当者に相談すると良いアドバイスをくれるし、親や友達でもいい。
人に聞いてもらって率直な印象を教えて貰うのがいい。
そして私の場合、”一生働くなら信頼できる会社で働きたい”ことと、”信頼できる会社への転職をするなら今しかない”と思ったことも伝えることにした。
面接官からは、短期間で辞めたことに対しては、やはり考えが甘く短絡的だと指摘されたが、自分の気持ちをまっすぐ正直に伝え、反省すべき点は認めて、きちんと答えたら納得してもらえたと思う。
相手の面接官次第だが、きちんと丁寧にまじめに正直に答えればきっと分かってくれる。
ストレートに言い過ぎるのは良くないが、正直に話すことは大切だ。
私は、集団面接も経験したが、同じように転職の場合、他の人の理由なども聞いているととても参考になると感じた。
”そういう表現をすれば印象も良いな”とか”そういう言い方はないよなぁ”とか考えながら聞くと、とてもためになった。
面接は緊張するものだ。
まして集団面接ならなおさら緊張するかもしれない。
でもこのくらい余裕を持って対応できるのがいい。
面接でボロカスに言われることもある
新卒で入社して1ヶ月で退職。
職歴はほぼない。
こんな状態で転職の面接を受けに行くと、面接官に散々ボロカスに言われることもある。
資格がない、社会経験がない、すぐに会社を辞めたことなど延々とお説教のような状態になる。
経験問わずと募集には書いてあるのに、なんでここまで言われなければならないのかと正直腹が立ったが、ここで負けるわけにはいかないと必死に笑顔で貫き通した。
面接官によっては上から小馬鹿にするような感じで物を言ってくる人もいる。
でもいちいち屈してはいけない。
これも勉強。
この経験が自分を強くしてくれた気がする。
履歴書
私は今回の転職活動でいろいろな方の履歴書を拝見する機会があった。
そこで感じたことは、”履歴書の字は丁寧に”書いたほうが良いということ。
これが意外とできていない方が多いことに驚いた。
就職活動が、そんなにすぐにうまくいく人は少ないだろう。
だいたい何社もの企業に応募するのが普通だ。
そうすると最初に履歴書を何枚も用意しておく。
何枚も書いていると正直しんどい。
手も疲れてくる。
でも綺麗に書くことよりも丁寧に書くことが大事なのだ。
字が綺麗にかけなくても、一生懸命書いた字は相手に伝わる。
字が綺麗でもサラサラっと書いた字はすぐに分かる。
そして、一生懸命書いた字はすごく目に留まる。
丁寧に書くことを意識するだけで変わる。
字に自信がなくても、読みやすいかななど読む相手のことを考えながら書くと自然と良いものに仕上がる。
字があまり綺麗でないのに、さらに雑に書いていると相手の印象が悪くなるし、解読できない文字を書いていたらもうアウトだ。
相手が読むことを意識して書くのが大事だ。
そして、企業に履歴書等の書類を送る時、送付状を同封するのが一般的だ。
PCで作成したものでも手書きでも良いのだが、手書きの場合、ルーズリーフに書くのはNGだ。
ルーズリーフに書いている方を見かけたのだが、あまりに違和感があり、相応しくない。
適当に紙を選んだ感じで印象が悪い。これで落とされる可能性もある。
とにかく1つ1つ丁寧に作成することが大切だ。
資格はなくても大丈夫
私はこれといって資格を持っていなかった。
事務系の仕事を希望していたので、何か有利になる資格を取っておいたほうが良いだろうと思っていた。
簿記、マイクロソフトオフィス、日商PCなどを考えていたが、ハローワークにももう通っていたので職員の方にもそのことを話した。
でも資格に執着する必要はないと言われた。
資格があっても経験がなければ評価されにくいし、逆に経験があっても資格がないとそれはそれで評価されにくい。
だから無理して資格を取る必要もない。
資格があるに越したことはない。
あればもちろん就職には有利になるかもしれないが、書類が通ったあとの面接が重要になる。
面接の場数を踏むほうが転職活動では大切なようだ。
私は4社目で内定が決まったので、結果的にも資格を取る間もなく転職活動は終わった。
しかし転職活動期間中は無職なわけで、時間もたっぷりある。
ダラダラ過ごすより資格を取るなど勉強をするだけでも今後のステップアップにつながる。
無職であるこの期間も人生に必要な時間なのだと前向きに捉え、勉強などにチャレンジすると活気ある毎日を送ることができる。
若者就職支援
最近では若者就職支援が各地域で実施されている。
支援の内容は地域によって異なるが、私の通っているハローワークの若者就職支援の中に市と大手派遣会社が協力して実施するものがあった。
その派遣会社が紹介した企業で2ヶ月働き、会社と合えばそのまま正社員として入社できるというもの。
一見これはいいなと思ったが、ハローワークの職員さんからはあまり勧められないと言われた。
正社員になれるのは本当に運がいい人や能力のある人だけだという。
これに参加すると2ヶ月間は転職活動をする時間はない。
それならその2ヶ月もみっちりと転職活動をしたほうが良いとのことだった。
ただこの支援を否定するわけではなく、とても良い企画だとは思う。
自分の環境や考え方で参加するかどうかは決めれば良いし、実際に正社員として働いている方がいるのは事実だ。
一度冷静になって、よく考えてから決めたほうが良い。
迷ったら、私のようにハローワークの職員さんや就職のアドバイザーの方など、ここでもプロの人に聞いてみるのが良いだろう。
内定が決まる
ハローワーク経由で応募した企業の内定が決まった。
転職活動を始めて25日目だった。
全体的に待遇が良く、人気の求人だったようで60人ほどの人が応募していた。
ハローワークの担当者は応募者も多いしあまりオススメしないようだった。
最初に筆記試験があったのだが、それがうまくは行かず諦めモードだったが、なんと試験に通って、面接に進むことができた。
不思議なくらい運が良かった。
職場まで通いやすいことや給与、休日などが理想に近かったので応募したが、結果的に受かることができた。
数回、企業を訪問したが従業員の方の対応もとても良く好印象だった。
これから様々なことを勉強していかなければならないが、前職のようなことにはなりたくない。
ここの企業では長く働きたいと思っている。
厳しいこともあるだろうが、頑張っていかなければと思った。
転職後について
転職先の会社は雰囲気が良く、働きやすい職場だと感じている。
現場の社員のことを考えてくれるのが良い。
覚えることは多いが、やりがいも感じる。
大変だが、これが働くっていうことなのだろうと改めて感じた。
本当に転職して良かった。
事務だし派手な仕事ではないが、誠実にまじめに働くことができている。
理不尽だなと思うことや残業が多い時期もあったりするが、これはどこの会社でもそうなのかなと思う。
上司部下や人間関係も良好で、前職のようにブラックさを感じることはない。
こればっかりは、運もあるのかもしれないけど、良い職場と出会えるかは自分の努力次第だと改めて感じている。
転職活動中は周りの友人は働いているのに、自分は何をやっているんだろうと劣等感に襲われることもあった。
でも仕事をしている今は、とても幸せだ。
1日の多くの時間は仕事に使っている。
だから、この仕事を楽しいと感じられないなら人生が楽しくないといっても過言ではない。
多くの時間を使うことだからこそ、仕事は慎重に選んで決めたほうが良い。
転職活動がうまくいかないときは、落ち込んだり悩んだりもした。
自分は誰からも求められていない、価値のない人間だなんて思うこともある。
マイナスなことばかり考えてしまう。
けれど、必ず自分を見つけてくれる会社はある。
自分を認めてくれる会社はあるのだ。
上手くいかない時こそプラスに考えることが大事だ。
そして転職活動の方法は様々だ。
バイトしながらのんびり転職活動をするとか、派遣や契約社員から正社員への登用のパターンもある。
私のように、とりあえず退職して、それからどうするか考えるというのでも全然、大丈夫だと思う。
新卒で入社したばかりの会社をやめるのは正直勇気が必要だった。
でも自分の気持に正直に、勇気を持って踏み出したから、良い結果が引き寄せられたのだと思う。