日曜日の夜になると月曜日の通勤や仕事のことを考えて、憂鬱な気持ちになる。
この症状を俗にサザエさん症候群といったりするらしい。
日曜の7時のザサエさんを見ながら翌日のことを考え、楽しかった週末の終わりとこれからくる長くて辛い一週間の嫌さぐあいのギャップを思うとよりいっそう憂鬱さを強めてしまう。
僕も会社に勤めているときはいつもこの嫌な気持ちに苦しめられてた。
胃をぎゅーっと握られるような不快感と、肩に重い石を乗せられているようなプレッシャー。
頭ではわかっていても、体が拒否反応を出してくる。
大げさかと思うかもしれないが、一度この感覚にとらわれるとなかなか逃げることができない。
この症状は、小さいうちいいのだけど、ひどくなってくるとうつ病の兆候にもなるので、ひどくならないうちに解消させておくことをおすすめする。
ここでは、いくつか対処療法を紹介していきたいとおもう。
早く寝てしまう
起きているとあれこれと考えてしまうので、早めに寝よう。
ちゃんと寝ていれば、翌日もすっきり起きられるし、体調を整えることで自律神経も正常化されてストレス耐性も高まるので、嫌な気分も感じづらくなる。
体を動かしてリフレッシュする
そうは言っても直ぐには寝られないと言う人は、体を動かそう。
ジョギングや筋トレをしてもいいし、運動が得意じゃないと言う人はストレッチとかの軽い運動でもいい。
体を動かすことで、体温と代謝が上がって自然と気分が高揚してきてポジティブな考えが浮かんで来るはず。
ただし、あまり激しい運動をしすぎて疲れを残さないように。
気持ちを仕事モードにする
頭が休みモードになっていると、どうしても仕事のことを考えると拒絶反応が出てしまう。
いっそのこと気持ちを仕事モードに切り替えてしまえば、気持ちのわだかまりも解消される。
仕事の予定を確認して、考えをまとめておくだけでも効果が得られる。
会議や打ち合わせの予定があれば、出席者を想像してどんな話をするかなどのシミュレーションをしてもいい。
嫌なものからにげようとすると余計に不安や憂鬱さが増してくるので、敢えて嫌なものへ向かっていくことで嫌な気持ちを打ち消すことができる。
人と話をする
悩み事や不安は人に話すことで和らげることができる。
人は不安を共有することで、安心感を得ることができるようになっている。
友達や家族、恋人や同僚、誰でもいいので、できるだけ共感してもらえるような相手と話をしよう。
電話でもいいし、LINEなどのチャットでもいい。
もちろん、直接話を聞いてもらってもいい。
お酒に逃げるのは良くない
不安や嫌な気分紛らわすためにお酒を飲むのはおすすめしない。
少量であればいいのだが、アルコールの力を借りて一時的に嫌な気分を忘れられたとしても、酔いが覚めてくれば嫌な気持ちはよみがえってくるし、さらに憂鬱さがパワーアップしてしまう場合もある。
それを解消しようとさらにお酒の力を借りる。。。
こうなってくると完全に悪循環だ。
また、根本的な解決にならないためいつまでも嫌な気持ちが持続し続けてしまうのもよくない。
不安感が強い場合はうつ病の疑いあり
これらの方法を使っても、不安や憂鬱さが消えない場合、うつ病やその一歩手前まで来ている可能性もある。
その場合、診療内科やカウンセリングに頼ることも検討すべきだろう。
カウンセラーの中には、産業カウンセラーという資格をもつ人がいて、特に仕事や職場に関する悩みを扱っている。
職場でのパワハラやセクハラなどの労務問題にも詳しく、精神的なフォローだけでなく、法律的な側面からも助言をもらうことができる。
こうしたカウンセリングを利用してみるのも一つの手だろう。
退職・転職を検討する
そもそも悩みの根元がなんであるのかを今一度考えてみよう。
それが仕事自体であったり、仕事で必要な人間関係である場合、そう簡単に解決することが出来ない場合も多いだろう。
思いきって退職・転職を検討するのも一つの手だ。
実際に仕事を辞めなくても辞める準備をするだけでも気持ちが軽くなるはず。
転職エージェントなどを使えば、今の仕事をしながら転職について秘密裏に相談にのってもらうこともできる。
あなたの職歴や希望からそれにあった職場を案内してくる。
そうした道があることが分かるだけでも気分的にだいぶ楽になるはずだ。
日曜日夜の憂鬱な気持ちは、あなたの心の危険信号かも。
そのままにせず、気持ちに向き合って対処していこう。