ブラック求人の特徴と見分け方のポイント11選

働く 男性 ブラック 企業
※この記事には一部広告が含まれます。

ブラック求人というものをご存知だろうか。

例えば、長時間労働、過酷なノルマ、残業代を払ってもらえない、パワハラなどの過酷な労働環境で働かせるような企業がブラック企業とされる。

こうした、いわゆるブラック企業が出しているの求人のことがブラック求人とよばれ、社会問題やトラブルの原因になっている。

しかし、法での規定がないため明確な基準などがないため、自分の身は自分で守るしか無いというのが現状だ。

一般的に、このような求人をだしている会社は、労働環境が過酷で、正攻法のやり方ではなかなか人材が集まりづらく、次第に求人の仕方を巧みに操って人を集める方法を取るようになったというケースが少なく無い。

当然このような企業へ就職してしまえば、あなたも被害に遭う可能性がある。

このような被害に合わないようにするためには、求人への応募の段階でブラック求人を見分けるのが一番効率的な防衛方法だろう。

ここでは、実際にブラック企業で働いたこともある経験者からの聞き取りによって見えてきた、求人票から分かるブラック企業の特徴と見分け方を紹介する。

もし就職活動や転職を検討中で、気になっている求人があれば、応募する前に該当する点がないかチェックしてみることをおすすめする。

また、以下の記事も一緒に読むとより効果的だろう。
関連:ブラック求人の特徴と見分け方のポイント11選

社員に年齢が若い人が多く、勤続年数も短い

若い社員

ブラック企業の場合、入社しても過酷な労働を強いられるため、長続きせず辞めてしまう人が多い。

そして最終的に、やり手の若い社員と幹部だけしか残らず、中堅である働き盛りの層がいくなる。

ということから、ブラック企業では、働き始めたばかりの若手が多く、勤続年数も短い社員が必然的に多くなっている

同業他社に比べて正社員比率が低い

若い女性

正社員の少ない企業が全て当てはまるわけではないが、ブラック企業の中には、アルバイトやパート中心で編成されている場合がある。

正社員ほどの責任ある業務を安い時給でアルバイトやパートに強要するということがある。

同業である企業などの情報を見ながら、決めるのが良いだろう。

サービス残業が状態化している

女性 残業 夜間

残業代を払ってもらえないというのは、ブラック企業ではよくある話だ。
過酷な労働を強いられ、残業せざる負えない状況にも関わらず、残業代は支払ってもらえない。

また、給与に残業代が含まれているといった場合もある。そのような話は事前になく、入社後に知ることになる。

給与がやたら高い場合は注意が必要だ。すでに残業代が含まれている可能性が高く、たいていその固定残業代では足りない時間外労働をさせられることがほとんどだ。

面談で足りない残業代は追加支給すると言っていたのに、全く支払われないというケースもある。

また、給与が高い場合、昇給なし、ボーナスなし、退職金なしという場合もよくある。
この辺りは入社前にしっかり確認しておく必要がある。

「若い人にも責任ある仕事」「実力主義」「独立・起業のチャンス」等のスローガン

若い 社員 オフィス ビジネス

「若い人にも責任ある仕事」「実力主義」「独立・起業のチャンス」などを謳っている企業は、一見やりがいがあり将来に向けてスキルアップにも繋がりそうだが、実際は激務で、無茶なノルマを強いられることがある。

「将来独立も夢じゃない」と希望満ちあふれる気持ちで入社したはずが、半端ない仕事量で休暇ももらえない、プライベートなどない、ルールに背けば、「そんな事では独立はできない」「そんな生ぬるい考え方では独立できない」「そんな考えで独立しても成功できない」などと言わている。

確かに独立することは大変なことだ。
ある程度、覚悟をして入社する必要があるが、異常な仕事量や会社独自の不合理なルールがあるなど、ブラック企業といえる。

飲食業、コンサル業、IT関連、ブライダルなどで良くある。

いつみても同じ求人を出し続けている

求人 広告 同じ

求人をよく見ていると、いつも同じ企業が掲載されている場合がある。

常に人材を募集している企業は、常に人が少ない状態であるといえる。そこにはやはり、企業として何らかの問題があるために、入社してもすぐに辞めてしまうのだろう。

常時、求人を出している企業には注意が必要だ。

求人数がやたらと多い

若い 社員 オフィス 入社

社員数に対して、やたらと求人の募集人数が多い場合がある。その場合、社員を使い捨てるといった企業である可能性がある。

企業自身が労働環境が悪いということは分かっているので、たくさんの募集をかけ、入社させ働かせるだけ働かせて必要無くなれば捨てられる。特に若い人を採用しがちだ。

こういった企業に社員を育てるといった概念はない。

ただ、求人数が多いからといって全ての企業がそうではない。
「事業拡大のため・・」という求人もよく見かけるが、本当に事業を拡大し、さらなる成長をしようとしている企業である場合もある。

会社のオフィスビルが、会社案内やホームページと実際で違いすぎる

オフィス ビル

ホワイト企業は、ありのままを見せようとするが、ブラック企業の場合、実際よりも良く見せようとする傾向がある。要するに、ブラック部分を隠そうとしている。

あまりに良く書かれていたり、良いことばかり書かれている場合、慎重になったほうが良いだろう。

魅力あふれるような良いことばかりが書かれていても全てを信じてはいけない。逆にグレー部分やあいまいな表現はないかと疑って見てみると良いだろう。

企業によっては、社員の写真を掲載している場合がある。その場合、若い社員が多く、負けず嫌いで怖いもの知らず、情熱あふれる社員ばかりの写真が掲載されている場合も少し注意が必要かもしれない。

そのような社員だけを残して、あとは切り捨てているといったことも考えられるからだ。

会社のオフィシャルサイトが異常に稚拙、もしくは長期間放置されている

パソコン サイト 男性

ホワイト企業であれば、ホームページもしっかりとした作りになっていて、随時更新や修正を加えている。
けれど、ブラック企業の場合、とりあえずホームページを設置するといった考えから、作りが適当で、あとは放置されているということが多い。

今やホームページは企業の顔だ。
ホームページを大切に扱っていない企業は、ブラックであることも考えられる。

会社規模の割に立派すぎる自社ビルやオフィス

オフィス 立派 パソコン

例えば、企業規模がそれほど大きくないのに、都心の一等地のビルにオフィスを構えていたり、非常にアクセスの良い場所に自社ビルを持っている場合などもブラックまたはブラックになりかけている可能性がある。

それは会社を移転して、そこで満足してしまう場合が多いからだ。

社員も会社のために頑張ってきたが、これで会社は安泰だと満足してしまい、以前よりも仕事にやる気をなくしてしまうこともある。そうなると業績は伸びず、これ以上成長することはできなくなる。

業績自体が良いわけではないが、立派なオフィスがあれば、ここなら倒産しないから安泰だと思い、入社を希望する若者は増える。

ヤル気のある社員より、とりあえず与えられた仕事をこなせばよいという考えの社員が多くなるだろう。

今後の企業の成長は期待できない。

同じビル内に怪しげな団体や法人やサラ金等が入っている

雑居ビル 都会

貸金など、怪しげな団体や会社が入っているビルにオフィスを構えている企業もブラックかもしれない。
そういった団体が入りやすいビルは所有者が、裏で怪しげな会社などと繋がっている可能性がある。

そうなると、その企業も何かしら問題を抱えているのではと疑いたくなる。駅から離れている路地裏のような隠れた場所が多い。

ホワイト企業であれば、駅前だったり、分かりやすく通いやすい場所に会社があるはずだ。人目を気にすることなどないからだ・・。

企業の場所や外観、雰囲気なども会社選びには大切だ。

休日、深夜でも常に誰かしら勤務している会社

夜 オフィス 窓 明かり

社員に過度な労働を課している企業は、休日や深夜にも関わらず社員が残って、あるいは出勤して仕事をしているはずだ。

24時間の交代制の会社ならともかく、ブラック企業であれば、月50時間以上もの時間外労働を平気でさせている。

電話をかけて探るのも良いだろう。また、夜間やその企業の休日に様子を見に行くのも良いかもしれない。社員が夜遅くまで働いていたり、休日にも関わらず出勤していればブラックの可能性が高い。

コメントを残す