30歳目前で大手メーカーを退職して無職からの転職活動体験談

無職からの転職
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僕は大学を卒業後、大手のメーカー企業で技術職として勤務していて、仕事は楽しかった。
自分が設計し作ったものが世に出て、たくさんの人に使ってもらえることが嬉しく、やりがいを感じていた。

でも、30歳を目前に退職をした。

原因は簡単に言えば、人間関係によるストレスだ。

元々仕事は、残業や休日出勤が多く、かなり体調はきつかったのだが、挙句の果てに異動してきた上司と反りが合わず、ストレスが重なり、このままでは体が危ないと危険を感じるようになった。

僕の部署では毎年1人から2人、うつや不眠等の理由で退職していたのだが、僕も6年間の疲労がここで限界にきた。

仕事を続けながら転職活動をしたかったが、有給も取らせてもらえないし、休日出勤の振り替えもないような会社だったため辞めてから仕事を探すしかなかった。

こうして転職先が決まらないまま退職をして、晴れて無職の身となった。
そして、同時に僕の転職活動がスタートした。

ハローワークは期待するような求人が無い

仕事を辞めてから、まずハローワークに行った。

失業者認定を受けて、失業保険の手当てをもらうためだ。
会社都合の退職ならすぐにもらえるが、自己都合の退職である僕は3ヶ月経ってからの給付になる。

この3ヶ月の間に求職者としての活動をしなければ失業手当はもらえない。
そのためハローワークに定期的に通った。

しかし、僕が希望するような求人はハローワークにはなかった。

ハローワークで求人を見ていると、鬱々としている人達が多く、僕まで気持ちが滅入ってしまいそうになった。
この時、僕はまだ真剣に仕事を探していなかったからそう感じたのかもしれない。

まだ前職での疲れがあり、特に焦って仕事を探してはいなかった。
結局、その後半年間はのんびり遊んで暮らしたのだが、どんどん貯金が減ってきて、徐々に焦りを感じた。

ここから本格的に転職活動をスタートさせた。

転職エージェントとの面談は自分を見つめ直すチャンス

学生以来の就職活動のため、ハローワーク以外の仕事の探し方が分からない。
とりあえずネットでいろいろと調べてみた。

そこで初めて転職エージェントというものを知った。
まず良さそうだったインテリジェンスとリクルートキャリアの2社に登録をした。

どちらも登録作業が非常に面倒だった。
職歴や自己PRなどが特に面倒で、途中でやめたくなってしまうほどだったが頑張って1時間以上かけて無事に終えた。

両社の担当者から翌日電話がきた。
まず面談をするとのことだった。

僕は地方に住んでいるため会社まで行くのは難しかったので電話面談となった。
電話面談は1時間以上はかかるらしく、また別日での設定にしてもらった。

面談までに”職務経歴書”と”エントリーシート”の送付を依頼されたので、すぐに作成しメールで送った。
僕のように田舎に住んでいても、わざわざ出向く必要がなく、電話とメールだけでやりとりができてしまうのでとても便利だ。

後日、自分が送った書類を元に面談が行われたが、ここでいくつか指摘された反省点を挙げてみる。

・転職先はどのような業界や職種を希望しているか
・自分が培ってきたスキルをまとめ考えておく
・転職先の希望年収、勤務地

これらをはっきりさせておかないと担当者が企業の紹介をしづらいらしい。

僕は希望の職種や業界が曖昧で自分の中ではっきりと決めていなかった。
ここが最初に失敗したと思った点だ。

最後に経歴書と自己PRの手直しのアドバイスをもらい、面談は終了した。
電話での面談は長電話になり、かなり疲れた。

有名企業や大手も応募してみるが案の定玉砕

ハローワークでは中小企業や地元密着型企業の求人が多かったが、エージェントから紹介された企業は大企業ばかりだった。

最初はとても魅力を感じた。
こんな有名な会社で働くことができたら、どんなに良いか・・。
しかし僕なんかが受かるのだろうか・・と半信半疑だった。

担当者が僕のスキルでも受かると思ったから紹介してくれているのだから、入社できるのかもしれないと前向きに紹介された企業を全て受けてみた。

様々な業界の大手の企業や、その子会社など10社を受けた。

しかし・・・全滅だった。
とてもショックだったが、そりゃ僕なんかが受かるわけないよなと最初の気持ちに戻った。

しかし、それでもまだ現在3社の書類選考に残ったので、希望は捨てていない。
前向きに頑張ろうと思った。

良いエージェントに当って就活の攻略法が見えてくる

インテリジェンスとリクルートキャリアの2つのエージェントを利用してきたが、どちらも最初は頻繁にあった紹介が徐々に減ってきた。
今はかなり落ち着いているため、もう1社新たにJACというエージェントに追加で登録をした。

エージェントから新たに6社に応募し、3社から不採用の連絡がきた。
未経験可や英語力不問だったから応募したのに、希望する人材ではないという理由だ・・。

転職サイトはリクナビNEXTを利用し、2社応募していたが1社からは一次面談の連絡、もう1社からは履歴書と経歴書の送付を依頼された。

新たに追加したJACというエージェントだが、インテリジェンスとリクルートキャリアのアドバイザーよりも良かった。
これは当たった担当者にもよるのだろうが、JACの担当者は非常に良い方だった。

僕のキャリア分析から今後の方向性、どの分野でキャリアを高く評価してもらえるかなど詳しく説明してくれた。

改めて自分には経験や知識、どの分野のスキルが不足しているかなどが分かった。
僕にとっては悲しい分析結果だったが、今まで選考落ちし続けてきた理由が分かった気がした。

大企業の会社説明会に参加して現実の厳しさを知る

とある日系の大企業の会社説明会とグループ面談に参加した。
参加理由は、交通費が支給されることと今後の参考のためにといったところだ。

まずはエントリーシートに学歴や職歴を記入した。
他の参加者は有名国立大学出身が多かったので、最初から不安を感じた。

そして会社説明会が行われたが、難しい言葉で聞き慣れない単語がズラズラと・・。
僕は早くも場違いだと思った。

その後、グループ面談で英語力について問うと、
”そこまで重要視していません。普通に外国人と英会話ができる程度で問題ありません”・・。
とのこと。

英語がほとんどできない僕は撃沈した。

他の方々の質問の意味さえよく分からず、相変わらず意味不明な言葉が飛び交っていた。
メモを必死に取るもほとんど分からず・・。

身の程知らずもいいとこだ。

書類選考落ちが続き心が折れかかる

異業種へも応募をしてみたが見事に書類落ちし、軽い気持ちで応募した外資系企業はなぜか書類が通過した。

外資系は面接を受けたが、初っ端から人生観についての論文を書かされ、さらに社員の半分は外国人だという。
また、資料のほとんどが英語で書かれているが大丈夫かと聞かれる始末・・。

新たにエージェント経由での応募18社、そのうち書類落ち15社で選考待ち3社、リクナビNEXTからの応募4社で書類落ち1社、選考待ち3社。

紹介求人も少なくなっているし、転職サイトもいつも見かける求人ばかりで変わり映えしない。

前職を退職して1年が経った。
ぜんぜん内定がもらえない。

もうどこでもいいやと投げやりになってしまう。
それなら前職を辞めなければ良かったのではないかとさえ思う。

こんな気持ちのまま転職活動を続けたら、また次の会社選びも失敗してしまうかもしれない。

”なぜ前職を辞めたのか、なぜ転職をすることになっているのか”
その辺りを忘れないようにしなければ上手くいくはずがない。

初心を忘れずに活動を続けていこうと改めて思った。

面接に進むも英語が出来ないことが不安になる

しばらく書類選考で落ち続けていたが、リクナビNEXTからも新着企業があれば必ずチェックし、応募を続けた。
その甲斐あってか、2社の書類選考の通過の連絡があった。

1社は都内に近い場所にある、従業員が100名ほどの中小企業メーカーだった。
外観も内部もかなり古く、町工場という印象だった。

職務経歴書に沿って面談が行われ、僕のことをとても褒めてくれた。
褒められれば嬉しいが褒められるほどの何かが特にあるわけでもない。
これまで書類で落ち続けてきたし、複雑な気持ちだった。

気になった点は、会社の経営状況だ。
赤字ではないようだが、会社の規模に対して売上げが低いと感じた。これが少々不安になった。

もう1社は、なかなかの田舎にある外資系のメーカー企業だった。
駅から遠く、木々に囲まれた場所にある。

ただ外観や内部はとても綺麗で外からはもちろん、中の移動はカードがないと入れないというセキュリティは素晴らしかった。
ここでは面接の他にSPI試験も行われた。

どちらも特に問題なく、面談も和やかに終わった。

こちらの会社の気になる点としては、隣の部屋から英語で話す声が聞こえたこと。
やっぱり英語が必須になるのか・・と少々不安だ。

もし受かることができたらその時に考えれば良いことにしよう。

根気よく続ければ結果は出るもの

面接を行った2社で、ついに内定をもらうことができた。
長かった転職活動もここで終止符となる。

どちらの企業にするべきか、僕の配属先は前者のほうが企画開発、後者が技術部への配属になる。
後者の外資系メーカーのほうが年収が100万円ほど高い。

こうなると、かなり田舎であることや英語に対して不安はあるものの外資系メーカーのほうが魅力的だ。
将来的には研究職に就ける可能性もある。

英語の勉強も並行していかなければならないが、このような環境に置かれれば必然的にやるしかないわけで、逆に追い込まれたことで英語が上達するとも考えられる。

結局、こちらの外資系メーカーに就職することにした。

転職活動は、1年にも及び一時は、もう先が見えない不安もあったが、決まるときはあっさりと決まったという印象だ。
やはり、根気強く続けて来たのでチャンスが巡ってきたという感覚がある。

無職からの転職活動はなかなか大変なものがあった。
僕は大学での就職活動をろくにしなかった。だから前職で失敗したのだと思う。

周りに流されて合同の会社説明会に行き、とりあえず面接を受けたら内定がもらえて、それで入社した。
簡単に入社できた会社だった。

もっとよく企業を見て、業界研究や企業研究をすれば良かったとのちに後悔するわけだ。
新卒当時の僕はそんなことを考えていなかった。

だから今回の転職は、その当時とは反対に、次に入る会社は十分に情報収集をして考えてから選ぼうと思った。
でなければ、また同じ失敗をするからだ。

僕のように辞めてからの転職は非常に大変だ。無職の期間が長くなるとそれだけ選考に影響してくる。
辞めたいと思うなら、なるべく在籍しながら転職活動を行うほうがいいと思った。

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