派遣から正社員への転職面接でよく聞かれることと言ってはいけないNGワード

派遣面接
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今まで派遣社員で働いてきた人が、安定を求めて正社員を目指す場合があります。

正社員は派遣よりも安定して働くことができますが、それなりに責任のある仕事を任されたり、忙しい時は残業でカバーしなければならなかったり会社の事業のために多岐にわたって業務を遂行しなければならないなど、様々な点で大変なことが多くなります。

派遣は与えられた仕事だけをこなしていれば良いですが、正社員は自ら考え、必要な行動を起こして積極的に会社の事業に貢献できるよう働かなければなりません。

ですが、仕事が大変な分、給与は良く、賞与も多くもらうことができます。

では、派遣から正社員を目指す場合の面接では、どのようなことに気を付けたら良いのか、どのような質問に注意したら良いのでしょう。

この記事では、これらについて解説していきたいと思います。

派遣から正社員への転職面接でよくある質問と回答例

前職が派遣社員だからといって正社員への転職に不利になることはありません。
ただ、派遣と正社員では業務内容や責任が違います。

正社員は派遣の時のように指示されたことだけをやるのとは違い、正社員は指示を出す立場でもあります。
アルバイトやパート社員に指示を出さなければなりません。

ですから、派遣の時の気持ちのままではないか、正社員として本気でやる気があるかを面接官は見ています。

そしてその時、「なぜ今まで正社員ではなく、派遣社員で働いてきたのか」を聞かれます。

また、「なぜ正社員で働きたいと思ったのか」も聞かれる場合もあります。

ではどのような答え方をすれば良いのでしょう。

仕事に対する積極的な姿勢をアピール

今まで、どのような気持ちで派遣の仕事をやってきたか、どのような意識を持って取り組んできたかということも重要です。
「とりあえず派遣で・・・」、「責任の重い仕事はやりたくない」、「残業はやりたくない」、「定時であがって自分の時間を多くとりたい」などと思って派遣でやってきた人もいるかもしれません。

ですが、それは一旦封印し、仕事に対する姿勢や意識をどのようにもって取り組んでいたかを話せると好印象になります。

例えば、一旦派遣で働いてから、正社員になろうと思っていたなら、「希望職が経験者を募集しており、実務経験のない仕事だったので、一度派遣社員で経験を積んでから正社員になろうと思っていた」と答えることができます。

また、「〇〇職を希望していたが経験がなかったため、まずは派遣で見つけたので、そこで経験を積むことにした」

これらは派遣社員で働いてきたことのきちんとした理由となります。

正社員として働くには職務経験が必要だったり、未経験だと正社員として採用してもらうのが難しい業界などもあります。
一度、”派遣社員で経験やスキルを身に付けてから正社員として働こうと考えていた”というような理由で答えると面接官もなるほどと納得してくれるでしょう。

そして派遣社員として仕事をする中でも、具体的にどのようなことを身に付けることができたのかを述べられると良いでしょう。

派遣社員だったとしても、会社に貢献するために取り組んだことなどはありませんか。
こんな努力や工夫をしていたといったことが話せると良いです。

大企業の派遣社員で働いてきた人もいるでしょう。
このような大きな企業で、このような部署で、このような業務を任されていたと、自慢げに話す人もいますが、企業の大きさはあまり重要ではありません。

派遣だったとしても、積極的に仕事に取り組んでいたか、これから正社員としてどのような気持ちでどのように取り組んでいきたいのかがとても重要です。

ただ指示を待つだけでは、正社員として働くことはできません。
派遣社員であったとしても、自分から積極的に社員に声掛けや相談をして業務を進めていたか、それらも含めて話せるようにしましょう。

派遣から正社員への転職面接でよくある失敗例

では続いて、派遣社員から正社員への転職面接でやってしまいがちな失敗の例とその対処法を解説していきましょう。

「安定」はNGワード

収入や待遇、福利厚生など、派遣社員より正社員のほうが安定しています。
正社員として一生安定した暮らしがしたいと思って転職をする人がほとんどかもしれません。

しかし、なるべく収入面など「安定」していることを理由にすることは控えましょう。

正社員として働きたい理由を答える場合、できるだけ仕事に関することを理由にします。

派遣のように、「ただ与えられた仕事だけをこなすより、責任ある仕事をしてやりがいを感じたくなった」、「幅広い業務を経験して、様々なスキルを身に付けたいと思った」など仕事に対して、前向きな姿勢を理由にすると高評価を得られます。

「就職難だった」はNGワード

たまたま、”就職難の時だったため、正社員の仕事が少なく、仕方なく派遣社員になった”というような言い方はいけません。
そういう時代だったから仕方ないと環境のせいにするのはよくありません。

実際、就職氷河期で大変だったかもしれません。
しかし、それをアピールするよりも、「希望していた職種が就職氷河期で見つけることができなかった。まずは、求人数が増えるまで派遣社員として経験を積むことを考えた」という感じで前向きに派遣での仕事に就いたことを話せるようにしましょう。

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