転職面接での自己紹介はなにを話せばいいのか?良い例と悪い例

面接での自己紹介
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転職の面接では必ずといっていいほど、自己紹介や自己PRをすることを求められます。

それは、面接官は自己紹介から、あなたがどのようなポジションでどのように活躍してくれる人材なのかをチェックするために行っています。

自己紹介は、どのように答えるのが正解なのでしょうか。

面接での自己紹介は1分前後にまとめて話すのがちょうど良く、それ以上ダラダラと話すのは、あまり良い印象とはなりません。

自分のことを全て知ってもらう必要はなく、仕事に関することで簡潔に要点を絞ってスピーチしましょう。

面接での自己紹介

面接で自己紹介を求められたら、どのようなことを中心に話せば良いのでしょう。
企業側は中途採用なら、”このような経験があって、このように仕事をしてくれる人”が欲しいといったイメージがあります。

それに近づくことができれば、この人を採用したいと思ってもらえるはずです。

自己紹介を求められたら、まず「どのように今まで仕事をしてきたのか、どのように仕事を進めることができるのか」を話すようにしましょう。
その際、面接を受ける企業によって、前職で活かせそうな経験を中心として話していきましょう。

今まで様々な業務を経験してきた人もいると思います。
その中から、的を絞って的確なスピーチとなるようにします。

そして、前職での具体的なエピソードがあれば、それを使って話したほうが企業側もより分かりやすく信憑性も増します。

自己紹介スピーチの流れ

以下のような流れで話すのがベストといえます。

  1. 職歴の概要
    時系列で ”どのような企業” の ”どのような部署” で ”どのような業務” を主に担当していたか
  2. 面接企業の職種と合う、活かせる経験やスキル
    いくつか使えそうなエピソードをまとめ、考えておきましょう。
  3. 前職の退職理由
    人間関係が上手くいかなかった、〇〇の仕事が嫌だったなどとネガティブな理由を正直に話すのは印象が良くありません。本当のことだとしても企業側としては、採用してもすぐにまた辞めてしまうのではないかと思ってしまいます。もっと上を目指したいから、前職の経験から〇〇の業務にチャレンジしたいと思ったなど前向きな理由を述べましょう。

同業種への転職の例

同業種への転職の場合、履歴書や職務経歴書で、ある程度どのようなことをやってきたのかは企業側も分かっています。
ですから、全体的な説明はいりません。

例えば営業の場合、お客様への対応でどのようなことを心掛けていたか、新規顧客を獲得するためにどのようなことをやってきたか、売上アップのためにどのような工夫をこらしたかなど営業職は業種が違えど、主な業務内容は似ている部分が多く活かせることが多いと思います。

同業種への転職なら、活かせる経験やスキルが多いので、上手に自己紹介ができれば採用してもらえるチャンス確率は高いです。

企業側の求人などからも、どのような人物を採用したいのかということを読み取り、どのような能力が必要なのか考え、自分の経験と照らし合わせて該当することを見つけましょう。

異業種への転職の例

同業種と違い、異業種への転職の場合、共通する点が少ないこともありますね。
できるだけ応募企業で活かせそうな経験を見つけるのが良いのですが、職種によって業務内容は大きく変わります。

一見、共通点はなさそうでも、全くないということはありません。
例えば、どの職種でも必要となるのが、コミュニケーション能力です。

営業や販売職の人はコミュニケーションスキルが高いまたは得意という人が多いでしょう。

そのような人が事務への転職を希望する場合に、パソコンがそこまで得意でないのなら、そのコミュニケーションスキルを活かしたスピーチにしてみるのはどうでしょう。事務でも職場の人と接しますし、電話応対などの業務もあります。

コミュニケーションが得意ということは同僚や上司と円滑に業務を進めることができるわけです。

コミュニケーション能力が高いというのは、どの職種でも活かせるスキルです。

また、コミュニケーションに自信がない場合や他に見つからないという場合、前職での経験に自信を持ち、どのような工夫をして業務をこなし、どのような成果をあげてきたか、自分なりにやってきたことをまとめてみましょう。

それにより、アイデアのある人だな、積極性のある人だなと思われたり、そのような意欲で、”うちでも頑張っていってくれるのではないか”と期待してもらうこともできますよね。

面接での自己紹介の悪い例4パターン

先ほどまでは上手に面接で自己紹介をする方法をお伝えしましたが、次に、自己紹介で言ってはいけないことなど注意したほうがよい点について説明します。

注意すべき点を4つにまとめましたので、これだけは覚えて面接に望むようにしましょう。

1.抽象的な表現

前職での経験を交えて話すのは良いのですが、「〇〇のために〇〇を一生懸命頑張りました」、「大変なことも多かったのですが、新規顧客獲得のために努力しました」
など内容が抽象的すぎると担当者には響きません。

一生懸命頑張ってどのような成果をあげたのか、どのように努力してどのような結果につながったのかといったことを具体的に話すようにしましょう。

努力をすることももちろん大切ですが、結果も重要となるのがビジネスなのです。どのようなことを頑張って貢献することができたのか掘り下げてみましょう。

2.資格をアピールしすぎる

様々な資格を取り、積極的に勉強をしている人もいるでしょう。
しかし、それを前面に出し過ぎるのは良くありません。

「在職中に〇〇の資格の勉強をして見事合格しました。その資格を御社の仕事に生かしていきたいと思っています。」

在職中にもかかわらず積極的に勉強し、資格を取得できたことは大いにアピールできます。

しかし企業側は実際、資格よりも実務経験を評価します。

資格より前職での経験を重視するのです。資格はほどほどにして前職での評価できる、アピールできる点をスピーチするようにしましょう。

3.不安な気持ちが出ている

例えば、異業種への転職をする場合に、経験がない業務であれば不安なこともあるでしょう。
ですが、自己紹介に「経験がないので不安(心配)ですが、頑張っていきたいと思います」といったことを書くのはNGです。

不安、心配、自信がない、できるかは分かりませんが・・といったような言葉を使ってはいけません。

この人に仕事を任せられるだろうかと面接官をも不安にさせてしまいます。

出来る仕事か分からなくても、今までの経験を活かせるスキルを積極的に取り入れて、意欲を見せられるよう前向きな表現にしましょう。
そして、応募企業で必要なスキルは、入社後に身に付けていけるよう頑張っていきたいといった感じにまとめましょう。

仕事に対して不安でも、”やる気”、”意欲”を見せなければ採用してもらえません。
不安な気持ちを出してはいけません。

4.経歴を長々とスピーチする

過去にどのような仕事に携わってきて、どのような経験があるのか全て面接官に伝えたい気持ちは分かります。
しかし、長々とダラダラ職歴を話すことで、大事な部分が伝わりにくく、最終的に印象が薄くなります。

応募企業で使えそうな経験に的を絞って簡潔に話すようにしましょう。

また、勤務した企業で短期間となった経歴の話はしなくても良いです。重要な部分だけを切り取ってみましょう。

面接官は履歴書、職務経歴書である程度、職歴は確認しているので、その中で伝えきれていない部分、アピールできる点を話しましょう。
職務経歴書に書いたことをそのまま話すだけでは、意味がありません。

自己紹介で面接官が聞きたいことは、前職で頑張ってきたこと、どのような成果をだしたのか、どのように業務を進める人間なのか、仕事に対する姿勢など、職歴より、その中身を知りたいのです。

その中で、応募企業でどのように経験を活かして頑張っていきたいのか具体的にまとめましょう。

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